転職したけど条件と違っていた…
転職エージェントにウソをつかれた!
この先どうしたら良いの?
このような疑問にお答えします!
- 薬剤師転職で失敗したら行うべき5STEPとは?
- 転職に失敗した後に行ってはいけない行動とは?
- 「失敗は成功の糧」後は行動あるのみ!
希望を胸にせっかく転職したのに条件と異なっていたら怒りと絶望感でいっぱいになりますよね…。
この記事を読めば、薬剤師転職で失敗した時の適切な対応方法がわかります!
【悩みが解決できる根拠】
◎著者自身も現役薬剤師
◎転職で失敗と成功の両方を経験
◎薬剤師の転職での悩み解決記事を多数記載!
私も同じ経験があるため残念な気持ちは分かりますが、いつまでもクヨクヨしていては前に進めません!
早速、転職に失敗したら行う5STEPを見ていきましょう!
薬剤師転職で失敗したら行うべき5STEPとは?
現職に不満があり、今までのキャリアを捨てて、せっかく条件に満たす職場を見つけて転職したにも関わらず、確認していた条件と異なっていたらショックですよね。
私も「家庭の時間を大切にしたいから残業ほぼ無し」を条件にエージェントを利用して転職しましたが、いざ転職したら薬剤師の月残業時間が30時間で絶望した経験があります。
だからと言って、感情のままに行動してしまっては状況をさらに悪化してしまうことがあるので注意が必要です。
自分だけで転職活動をした方も、転職エージェントを利用した方も以下のSTEPを守って行動することで自身の希望に合った働き方を勝ち取っていきましょう!
以下では、各項目について詳しく解説していきます。
①転職で失敗した原因を明確にする
まずは、転職で失敗してしまった原因を洗い出しましょう!
なぜなら、失敗の原因を突き止めてから行動に起こさないと、同じ過ちを起こしたり無駄な行動を起こすことでかえって事態を悪化させることもあるからです。
例えば、「希望条件と異なっていたからすぐに転職だ!」と意気込んで転職をしたとしても、転職の目的が曖昧であったり、転職エージェント選びに原因があった場合、また同じように条件が異なってしまい、必要以上に転職を繰り返してしまうエピソードはよく耳にする話です。
薬剤師は一般職と異なり、国家資格が必要な職業な分、転職自体は楽に出来ます。
裏を返すと、原因を突き止めずに行動に移してしまうと失敗を繰り返す可能性があるということです。
以上より、「転職で失敗してしまった…」と感じたら、なぜ転職に失敗してしまったのか自分自身の行動を振り返る必要があるのです。
②転職エージェントに相談する
転職サイトや転職エージェントを利用して転職した方は、必ず担当エージェントに相談するようにしましょう。
なぜなら、転職エージェントの中には転職後のアフターフォローに力を入れているところも多いからです。
実際の条件が異なっていたり、職場の人間関係などの悩みに真剣に向き合い、対面やオンラインにて適切なアドバイスをくれたり再度条件交渉を行ってくれるところまであります。
「条件と全く違うじゃないか!」と怒りたくなる気持ちも分かりますが、まずは自分の周りの味方を増やすことが先決!
転職に失敗した原因が職場にあるのか?転職エージェント側にあるのか?自分自身にあるのか?明確になるまでは、担当エージェントを最大限活用しましょう!
一方、転職エージェントを利用していなかった方や現在利用中の転職エージェントが信用できない場合は、新たに別の転職サイトに登録した後に、新しい担当エージェントに相談する方法もあります。
この場合「転職の見込みアリ」として新しく利用した転職エージェントが大変親身に相談に乗ってくれます。
乗せられるがまま転職に移る事だけには注意しつつ、第三者目線で客観的な立場から転職に失敗した原因を探ることが出来るため、新しい転職エージェントに登録する方法も非常に有効です!
【POINT】
「もう担当エージェントが信頼できない!」という方は、担当エージェントを変えてもらうか担当エージェントの直属の上司を確認し相談する方法もあります。
この際、他の転職サイトに登録しておき、事情を説明した上で第三者目線からアドバイスをもらう方法も有効ですよ!
③上長・採用課・人事部に相談する
雇用条件が異なっていた場合は、すぐに上長・採用課・人事部に相談しましょう。
特に、書面で提供された雇用条件での齟齬が生じている場合は立派な契約違反です。
書面での契約齟齬が起きている場合は上長・採用課・人事部に相談することですぐに解決する場合が多いため、すぐに改善を求めるのが吉です。
一方、対応が難しいのが転職エージェントから聞いた話との齟齬が起きている場合や面接で聞いていた内容との齟齬です。
上記のような口頭でのやり取りの場合は「言った言っていないの水掛け論」になることがあるため対応に注意が必要です。
「そんなことは言っていない。」と白を切られたりしても、感情的になってはいけません。
あなたの最終ゴールは「誰が悪かったかを見つける人狼ゲームではなく、あくまで希望条件に合った働き方を手に入れる事」です!
善悪で決めるのではなく、結果を双方で受け止めた上で今後どうすれば条件に近い働き方が出来るのかを上長・採用課・人事部を巻き込んで話し合ってみましょう。
【POINT】
転職エージェントを利用していた場合、必ずエージェント→上長・採用課・人事部の順番で相談を行いましょう!
なぜなら、面接でのフィードバックや求職者とのやり取りを記録に残している場合が多いため、話の齟齬がなぜ起きてしまったのかがより明確になるからです。
誰かを敵にして話を勧めるのではなく、自分の仲間に引き入れた上で条件交渉を行っていきましょう!
④現職で解決する方法を検討する
転職に失敗してしてしまった原因の洗い出しが終わり、転職エージェントまたは上長・採用課・人事部との話し合いが終了した上で、転職せずとも現職で解決する方法は無いか模索してみましょう。
なぜなら、転職せずとも店舗異動やエリア異動、社内公募での部署変更でも現状が変えられる可能性があるからです。
私自身も上長に相談し店舗異動させてもらうことで条件に合う働き方が出来ています。
自身で現状を変える努力を行わずに『他責的・他力本願』に現状を変える手段として転職を行うと、同様の失敗を繰り返すことになりかねません。
転職を繰り返す人の多くが、この「④現職で解決する方法を検討する」を怠っているのが実情です。
20代~30代前半では「条件に合っていなかったから転職した」は良くある話なので、職歴に傷がつく可能性はほとんどありませんが、条件のマイナス面から転職を繰り返す方や40代の転職となると、採用担当側も「自分で現状を変える力がこの人には備わっていないのではないか?」と厳しい目で見られるようになります。
以上より、現職で解決する方法や術を今から身に付けておくことは、結果として自身の成長にも繋がるため重要なSTEPなのです!
【POINT】
後で後悔しないためにも「現職で解決する力」を身に付けておきましょう!
⑤すぐ転職を考慮する
早期に明らかな条件齟齬や契約違反が見つかった場合は、すぐに退職をするのをオススメします。
なぜなら、履歴書に「雇用条件の相違があり退職」と記載でき、会社都合で退職できるため、職歴をほぼ汚すことなく転職出来るからです。
こちらの場合は、採用担当に単なる「確認不足」と思われないようにするため、明確な会社の契約違反があったことを説明できるように準備しておきましょう。
一方、試用期間が過ぎてしまった場合でも、下記に該当する方は、すぐに転職を考慮しても問題ない方です。
- 20代の方
- 前向きなキャリアビジョンを描けている方
- ①~④のSTEPを踏んでも改善されない場合
下記で各項目について詳しく見ていきましょう。
【すぐに転職を考慮して良い人】
∟20代の方
20代の転職においては、条件が合わなかったという理由ですぐに再転職を行っても、さほどキャリアに傷がつくことはありません。
なぜなら、20代での転職者はまだまだ判断も未熟であり、採用側も「若いしそういうことは良くある話だし、これから当社で育てていけばいい」と考えてくれることが多いからです。
異なる条件を自分の力でどうにかしようとすることも大切ですが、若さは転職において重要な武器である事を忘れてはなりません。
「現職で条件交渉をする労力」と「若いうちに早期に再転職して好条件で働きながら新しいスキルを学べる可能性」を天秤にかけた上で、転職した方が圧倒的にコスパが良いことだってあります。
以上より、20代の早期再転職であればさほど問題になることは少ないということは覚えておきましょう!
それでも、将来のキャリア形成に悩んだら「キャリアプラン作成のプロである」または、転職相談に特化した転職サイトに相談するのもオススメです。
【すぐに転職を考慮して良い人】
∟前向きなキャリアビジョンを描けている方
前向きなキャリアビジョンを描けている人はすぐに転職して良い人と言えます。
なぜなら、転職後に前職と比較することで自身のキャリアビジョンがより明確になることもしばしばあり、前向きな理由での転職であれば転職先も見つかりやすいからです。
「将来〇〇の仕事をしていきたい!そのために□□能力アップを図っていきたい!」
「△△社であれば、私の考えとマッチしていて、××のスキルも活かせそう!」
などと言ったように、将来のキャリアが明確な方は、現職にて嫌々働くよりも転職して自身のスキルや能力を高めていった方が自分の成長のためにも良いと言えるでしょう。
【すぐに転職を考慮して良い人】
∟①~④のSTEPを踏んでも改善されない場合
上記で解説したように、
- 転職で失敗した原因を明確にする
- 転職エージェントに相談する
- 上長・採用課・人事部に相談する
- 現職で解決する方法を検討する
の4STEPまで行っても現状が変わらない場合は、すぐにでも転職した方が良いでしょう。
「きっと時間が解決してくれる…」「努力はいつか報われる」と考えることで、現状から目を背けてないですか?
このような考え方は「現状の変える勇気が無く、他力本願で現状が変わることを指をくわえて待っている状況」と変わりありません。
成功とは「現状を壊すことを恐れず、失敗しても何度も立ち上がり、挑戦し続ける者にのみ訪れる」
のです。
転職に失敗したと思っているのであれば、何故失敗したのかを冷静に考え行動し続けることで、希望する未来に1歩ずつ近づいて行けるのです。
【POINT】
「また転職することでキャリアが傷ついたらどうしよう?」「転職してもさらに状況が悪化するかもしれない…」と行動しないための言い訳を考えるだけでは前に進めません!
本気で現状を変えたいと思うのであれば、行動するしか方法はありません!
転職に失敗して絶望してたけど、なんだか勇気が出てきました!
因みに、行動する上での注意点はあるの?
以下では、転職に失敗した後に行ってはいけない事についてまとめました。
転職後の行動で注意する点を押さえておきたい方は、以下も確認してみましょう!
転職に失敗した後に行ってはいけない行動とは?
いざ転職に失敗したとなると、口惜しさと怒りが込み上げてきてしまうもの。
感情的に行動してしまっては、状況を悪化させてしまうこともあるので、以下の点に注意して行動に移しましょう。
以下に、各項目について詳しく解説したので一緒に確認していきましょう。
ネットに誹謗中傷を記載する
転職に失敗すると「転職エージェントが騙して成功報酬だけもらったのかも!」「求職者を騙して利用するなんて何事なの?」と悪い方向に考えてしまうこともあると思います。
このような考えが行き過ぎると「相手に出し抜かれるくらいなら、自分が損してでもダメージを与えたい!」という心理である「スパイト行動」を取る方がいます。
この心理に取り付かれてしまうと「〇〇の転職エージェントの××さんの対応が非常に悪かったことをGoogleのレビューに記載しておこう」「自分が入社した××企業の裏事情をX(旧Twitter)で拡散しておこう」などと行動に移してしまう方がいますが、絶対にやめておきましょう!
なぜなら、自分自身の信用や信頼を失うだけでなく、最悪企業側から訴えられるからです。
実際に、転職エージェントの対応不備をGoogleマップの口コミにて記載したことで数十万円の損害賠償を請求された方もいらっしゃいます。
以上より、どんなに転職エージェントや就業先の企業に腹が立っても、ネットに悪口を記載するのは絶対にやめましょう!
明確な目的もなく転職をする
なんとなく条件と合っていない感じがするからという理由で安易に転職をするのはNGです。
なぜなら、目的が不明確なまま転職してもほとんどの場合失敗するからです。
ここで質問です。
あなたの働く目的は何ですか?
この質問に明確に答えられなければ、転職は時期尚早です。
目的はいわばゴール地点であり、そのゴールの道しるべになるのが希望条件であり、ゴールの最短ルート設定が希望条件の優先順位となります。
このように、働く目的を支える希望条件の優先順位の設定をしっかり行っておくことで、多少希望条件に合わずとも働いていく中である程度であれば軌道修正が出来るようになります。
希望条件だけを羅列しても、「明確な働く目的=ゴール」を設定していなかったことで、再度転職する羽目になった…」といったこと無くすためにも、明確な目的もなく転職をすることは控えましょう!
時の流れに身を任せる
上記でもお伝えした内容と重複しますが、現状に不満があるにも関わらず「いつかきっと現状は変わるはず!」「陰で努力していればきっと報われるはず…」と解決を先延ばしにするのはやめましょう。
なぜなら、「社会はそんなに甘くないから」です。
会社はあなたが条件以下の安い報酬や賃金で働いてくれる方が労務費がかからないため得です。
あなたがいくら陰で努力をしていても、残念ながら戦略的にアピールをしないと評価もされないのが実情です。
実際に私自身、我慢に我慢を重ねて8年間同じ会社に働きづづけましたが、結局メンタル不調を起こして休職に至った経験があります。
結局のところ「時の流れに身を任せていては、川の流れで身を削る石のごとく、会社に利用されるだけで心身ともにすり減らして終わるのがオチ」です。
あなたは、川の流れに身を任せるだけの石ころではないはずです!
生きた体があり、考える脳だってあります。
現状を変えることの出来る人は、いつだって現状を壊すことを厭わない(いとわない)人です。
そして、時の流れに身を任せて良い人は、時の流れにあらがい努力した人が休憩する時だけです。
以上より、現状を本気で変えたいと願うならば、行動は必要不可欠なのです。
「失敗は成功の糧」後は行動あるのみ!
転職は人生の大きな決断の1つである分、失敗してしまいショックも大きかったでしょう。
でも、大丈夫!
決断には必ず後悔はつきものであり、挑戦し続ける限り失敗は経験へと変わり成功の糧となる
この言葉を胸に刻んでおくことで、勇気ある一歩を踏み出し続けることが出来るはずです。
そもそも、転職サイト選びから間違っていたと感じる方は、以下の記事を参考にしてみましょう!
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