中途の志望動機の書き方を知りたい。
受かる志望動機の書き方が知りたい。
期限も迫ってて簡単に書きたい。
このような疑問にお答えします!
- 【知識】中途採用の志望動機の書き方
- 【計画】記載前に計画を立てよう
- 【準備】根拠となるエピソードを集めよう
- 【実践】実際に記事を書いてみよう
- 【確認】記載した志望動機を添削してみよう
志望動機は転職活動において土台となる部分です。
なぜなら、志望動機は面接官があなたを知るファーストコンタクトの場であり、志望動機を基に選考が進んでいくからです。
小手先で記載した志望動機や例文のコピペでは、仮に書類選考通過しても面接で深堀されると途端に答えられなくなるため、面接で落ちる原因となります。
つまり、正しい手順で志望動機が記載できないと、内定率を下げる原因となります。
履歴書の提出期限は意外と短く焦りますよね…
「中途採用で志望動機を記載するのは初めて!」という方も多いのではないでしょうか?そんな方でも大丈夫!
今回紹介する手順を踏めば、誰でもカンタンに志望動機を完成させることが可能です。
大手転職サイトの「マイナビ」「ファルマスタッフ」「M3キャリア」等を活用した転職活動により、転職のプロから聞いた転職活動方法をもとに記事を作成しています。
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この記事の手順を踏むだけで
志望動機が簡単に書けるようなるだけでなく、企業の求める人材に適した内容で志望動機が記載できるようになります!
さあ、これから紹介する4つのステップを行うことで内定獲得に1歩近づけましょう!
1.【知識】中途採用の志望動機の書き方
中途採用における志望動機の書き方をマスターするには3つの予備知識が必要です。
- 面接官が見ているポイント
- 中途採用と新卒採用の違い
- 志望動機の書き方の手順
以下より、各項目について詳しく見ていきましょう。
1.面接官が見ているポイント
☞「長期的に貢献できる人材かどうか?」を見ています。
なぜなら、いくら優秀な人でも雇用期間が短かければ、雇用のコストの方が高くなるからです。同様に、長期的に働いてくれる人でも、収益を生み出す力の弱い人材はコストとなりえます。
つまり、採用担当者に『自分が長期的に貢献できる人材であること』を確信させる必要があるのです。
全体をまとめると、以下の通りとなります。
面接官は何を見ているのか意識して転職活動を行うことが大切です。
2.中途採用と新卒採用の違い
☞中途採用では即戦力が求められます。
なぜなら、中途採用は採用コストが高いからです。
リクルートが運営する「就職未来研究所」の調査「就職白書2020」によると、採用コストは以下の通りです。
新卒採用…2018年:71.5万円 → 2019年:93.6万円
中途採用…2018年:83万円 → 2019年:103.3万円
以上より、中途採用の方が採用コストが高いことが分かります。
その理由は、新卒採用よりも求める能力に合う人材を見つけることが難しいからと言われています。
つまり、新卒採用よりコストが高い分、新卒よりも早く貢献してもらわないと困るのです。
そのため、上記の内容を理解して志望動機を書く必要があります。
3.志望動機の書き方の手順
志望動機の作成は以下の4STEPで行います。
- STEP1
⇒志望動機の設計図を作ろう
- STEP2
⇒志望動機の材料を集めよう
- STEP3
⇒志望動機を組み立てよう
- STEP4
⇒志望動機を綺麗に整えよう
志望動機作成は『家を建てる工程』と似てますね。
私にもできるかしら?
家の基礎となる部分は『志望動機作成前の予備知識』でしたので、ここまで記事をしっかり読んで頂ければ大丈夫です!
以下のたった4STEPで完成できますので安心して下さいね♪
以下より、志望動機の書き方を4つのSTEPで解説していきます。
2.【計画】記載前に計画を立てよう
何事も計画なしでは進行しません。
ここでは、志望動機を書く流れを大枠で掴みましょう。
- 転職の軸を決める
- 共通点を見つけよう
- 視野を広げてみよう
以下より、各3つの準備方法を見ていきます。
転職の軸を決めよう
志望動機を記載する上で、転職の軸を決めておくことは重要です。
なぜなら
転職の軸(自分の願い)×共通点(転職先で叶えられる根拠)=長期的に働ける
というロジックを完成させるために必要となるからです。
転職の軸には『目的の柱』と目的を支える『希望の3柱』があります。
この柱を使い、ロジックを組んで組み立てると以下のような文章が出来上がります。
社会的貢献の目線から、あなたが将来成し遂げたいこと=目的
例)私には将来〇〇することで社会貢献していきたいと考えている。そのため、貴社の〇〇という企業理念に大変共感している。
あなたが転職先に希望すること=希望
例)〇〇という目的を果たすためには、△△・□□・××が必要。貴社であれば△△・□□・××がありますので、私の目的を果たすことが可能と考える。
このように、『目的の柱』と『希望の3柱』を決めておくだけで、あなただけの揺るがない志望動機を作成することが出来ます。
以下では『目的の柱』と『希望の3柱』の決め方を解説します。
『目的の柱』の決め方
- 現在の知識・技能を活用してどのように社会に貢献したいか?
- 前職でどんな時に喜びを感じ、どんな時に怒りを感じたか?
- どんな社会になれば、もっと良くなると考えるか?
上記3つの自問自答して得られた答えが、あなただけの『目的の柱』となります。
そして、得られた答えに「なぜそう考えたのか?」を問いかけ続けてみましょう。
つまり、『目的の柱』=『自己分析』と同意です。
自己分析は学生時代にやったことはあっても「イマイチやり方が分からず中途半端で終わってしまった…」という方も多いのではないでしょうか?
難しく考えなくて大丈夫です。
どうしても思い浮かばないという方は、下記の例を参考に考えてみましょう。
例を見て頂くとわかる通り、目的の軸の作成ポイントは以下の通りとなります。
- ビジョン(未来の薬剤師像)を明確にする
- ビジョンが前職で働く中で明確になったエピソードを加える
- ビジョンが叶えられる根拠や過程を盛り込む
この3つのポイントを意識し、自分だけの『目的の軸』を作ってみましょう。
『希望の3柱』の決め方
希望の3軸とは『目的の軸』を支えるために転職先に求める事です。
具体的には、以下のようなものが転職の軸となると思います。
- ワークライフバランス
- キャリアパス
- 業務内容
ここで『希望の3柱』を決める時のポイントは2つです。
- 自身の目的の達成が、結果として企業そして社会に貢献できる内容にすること
- 『目的の軸』をどうやったら支えることが出来るのか?を意識して決めること
イメージしづらいという方のために、先ほどの『目的の軸(ドラックストア)』を例に解説します。
このように、事前に『目的の軸』を決めておくことで企業に求める『希望の軸』が決まります。
軸は3つである必要はありません。
志望動機を書く際に3つの方が見栄えが良いことや3つ以上になると志望動機欄に書ききれなかったり、1つ1つの内容が薄くなる傾向にあるので、その点を注意するのであればいくつでもOKです。
以上のポイントと例を基に『希望の3軸』を作ってみましょう。
共通点を見つけよう
前項で決めた『転職の軸』と応募先との共通点を「求人票」や「企業ホームページ」等から見つけてみましょう。
そうすることで、共通点が転職の軸を支える根拠となります。
イメージしづらい方のために、先ほどの『希望の3軸(ドラックストア)』を例に解説します。
自分だけでは調べられないことは、転職サイトに登録後、担当エージェントに確認するのがオススメです。
ホームページにも載ってない内部事情も詳しく教えてくれますよ♪
共通点が見つからないという方は、視野を広げる必要があります。
視野を広げてみよう
転職の軸と応募先の共通点が見つからないという場合には、そもそも自身に合っていない企業である可能性が高いです。
そのため、他に自分にあった企業が他にないか詳しく調べてみるのがオススメです。
『目的の軸』と『希望の3軸』を転職エージェントに再度伝えなおした上で、他業種も視野に入れて転職先を探してみましょう。
3.【準備】根拠となるエピソードを集めよう
なぜなら、採用担当者は『長期的に貢献できる人材か?』を確認したいからです。
これは、志望動機の最後の締めくくりで使用できます。
【志望動機締めくくり例】
以上より、私の希望である〇〇という思いは、△△(←長く働ける理由を記載)である貴社であれば叶えられると考えております。そして、私の××(←貢献できる理由を記載)の能力を□□して生かすことで、地域社会の皆様、そして貴社の発展に貢献していきたいと考えております。
そのため、志望動機には『長く働ける理由』と『貢献できる理由』の2点に即したエピソードを用意する必要があるのです。
以下では、エピソードの掘り下げ方と具体例を紹介します。
長く働ける理由
志望動機において長く働けるかどうか判断できる根拠となるのが『企業と自身がどれだけマッチングしているかを示すこと』です。
なぜなら、面接官も企業と応募者のミスマッチからすぐに退社されるのを恐れているからです。
長く働ける根拠の具体的には以下の例が挙げられます。
- 企業理念に共感(自身の目的が一致)しているから
- 経営方針が自身の将来のビジョンと一致しているから
- 自身の希望する働き方と一致しているから
前項の「共通点を見つけよう」で企業と自身の『希望の3軸』が一致している点を見つけられたかと思います。
『あなたがこの会社でなければ叶わない共通点』を記載することで、説得力のある志望動機が完成させましょう!
『長く働ける理由』を記載する際は、前職の退社理由を盛り込んでみましょう。
なぜなら、長く働ける理由が前職でも当てはまる場合、面接官に「志望動機が矛盾している」「後ろ向きな退社理由があったのではないか?」と不安を与えるからです。
そのため、以下のような記載方法がオススメです。
【記載例】
「前職で〇〇のように働く中で、××したいという気持ちが強まりました。
そのため、御社の〇〇(←長く働ける理由)に大変魅力を感じております。」
記載上の注意点は前職を悪く言わないことです。
働く中で自分のやりたいことや思いが固まってくることは良くあることです。
上記の記載例のようにすると、前職を悪く言わずに退社理由も簡潔に述べつつ志望理由も伝えられます。
退社理由までは必ずしも志望動機に記載する必要性はありませんが、最低でも面接では答えられるようにしましょう。
貢献できる理由
貢献できる理由は、志望動機の最後の締めくくりで使うため一言で伝える必要があります。
しかし、面接では具体的なエピソードを交えて深堀されるため、その先の面接を見越してまとめておく必要があります。
貢献できる理由は以下の3点から深堀していきましょう。
- 実績があるから
- 経験があるから
- 知識があるから
上記3点を『数値化、具体化、時系列化』して面接当日までに準備しておきましょう。
※履歴書のほかに職務経歴書の提出が求められている場合、能力は主に職務経歴書で確認しているため、志望動機に即した『実績・経験・知識』をピックアップしておくだけで大丈夫です。
4.【実践】実際に記事を書いてみよう
ここからは、今まで準備してきた『転職の軸』『共通点』『具体的エピソード』を基に、実際に志望動機を書いてみましょう。
書き方のイメージは以下の図の通りです。
上記のように、志望動機はピラミットの階層構造をイメージしながら作成していきましょう。
ポイントは以下の通りです。
- 【前提】長期的に貢献できるか?(自分の希望だけにならないように注意)
- 【目的】転職の軸にブレはないか?
- 【根拠】転職の目的を支える根拠(企業とのマッチング度)が説明できてるか?
- 【具体例】根拠を支える具体例は適切か?
イメージが湧かない方は、志望動機のフォーマットを例にして作成してみましょう。
【志望動機(記載例)】
私には将来『~~(←目的の柱)したいという思いがございますので、貴社の『〇〇・××・△△(共通点)』の3点に魅力を感じ志望致しました。
『〇〇』
私には「**したい(←希望の3柱の1つを記載)」という希望があります。
理由は~、なぜなら~(←根拠となるエピソードを記載/自身の能力や経験を交えるとさらに良い)
そのため、〇〇である貴社ならば、私の**したいという希望を叶えられると考えました。
『××』
私には「**したい(←希望の3柱の1つを記載)」という希望があります。
理由は~、なぜなら~(←根拠となるエピソードを記載/転職に至った経緯と転職先でなければ叶えられないと判断した理由を記載できるとさらに良い)
そのため、××である貴社ならば、私の**したいという希望を叶えられると考えました。
『△△』
私には「**したい(←希望の3柱の1つを記載)」という希望があります。
理由は~、なぜなら~(←根拠となるエピソードを記載/自身の仕事への熱意と取り組み方を交えるとさらに良い)
そのため、××である貴社ならば、私の**したいという希望を叶えられると考えました。
以上、3つの理由から貴社を志望しております。
私の「数値へのこだわり」「社会貢献への熱意」「貴社への長期的な貢献意識」(←あくまで3つの例。上記黄色下線部で記載した貢献できる理由を記載)を持ち、●年間培ってきた知識、技能、コミュニケーション力をフル活用することで、必ず貴社に貢献していきますので、何卒よろしくお願い致します。
フォーマット通りに書かないといけないわけではありません。
書き方のロジック(主張⇒理由⇒具体例⇒主張)の順で根拠のある志望動機が記載できればOKです。
ポイントと記載例を基に自分だけの志望動機を完成させましょう!
記載出来たら完成ではありません。
書いた履歴書を以下の手順で仕上げましょう!
5.【確認】記載した志望動機を添削しよう
書き終わった履歴書の志望動機は必ず以下の手順で見直しを実施しましょう。
- 誤字脱字がないか確認する
- 実際に音読してみる
- 転職サイトに登録し、転職のプロに添削してもらう
誤字脱字がないか確認する
せっかく素晴らしい志望動機が完成しても、誤字脱字が多いと減点対象になります。
Wordで入力している場合も、文字変換が誤っていないか必ず1文字ずつチェックしましょう。
自分だけでは気づけないこともあるため、ご家族や友人に確認してもらえそうな場合はお願いしてみましょう!
実際に音読してみる
実際に完成した志望動機を音読することで以下のことが気づける場合があります。
- 接続詞に誤りがないか?
- 句読点の位置に誤りがないか?
- 前後の文のロジックに誤りがないか?
- 一文が長すぎてわかりにくい表現になっていないか?
上記はあくまで一例ですが、人は文章を読むときに文章のリズムや視覚的情報も使用してます。
音読をすることで、読みにくい部分があった場合は、上記のいずれか、または他の要因で文章が読みにくくなっている場合があります。
実際に音読することで気づいた違和感は「一文を短くしてみる」「句読点を別の場所に置く」「前後の文章のロジックにも気を配る」など修正を加えることで、面接官に伝わる文章を目指しましょう!
転職サイトに登録し、転職のプロに添削してもらう
こちらの方法が一番手っ取り早く簡単です。
しかし、相手もプロとはいえ人間ですので、誤りはあります。
そのため、必ず自分で確認した上で履歴書を添削してもらいましょう。
6.【まとめ】志望動機は自分の言葉が大切!
今回紹介した志望動機(記載例)を基に、各ポイントを押さえて記載できれば、あなただけの説得力のある志望動機が完成できるはずです!
最後に、今回の内容をおさらいしましょう!
記載する時は志望動機(記載例)を基に記載してみるのがオススメです。
分からない点は再度確認できるように内部リンクを貼ってるので戻って確認しながら記載してみましょう!
情報収集や転職時の困りごとは、やはり転職のプロに頼ることをオススメします。
最後まで無料で利用できますし、あなたの転職の強い味方になります。
初めて転職の方は不安なことも多いと思います。
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