「あの時、こうしておけばよかった・・。」
後悔が断ち切れません。
失敗との向き合い方を教えてください。
上記のような、人生の悩みについてお答えします。
後悔が生じている時点を「人生の分岐点」のように感じてしまいますよね。
そこで「後悔が断ち切れない・・・」という人向けに
“後悔が生まれる原因”と”後悔と正しく向き合うための考え方”についてまとめました。
「無くて七癖」ということわざがある通り、誰でも癖はあるものです。
同じく人は「考え方」にも良い癖・悪い癖があります。
癖は習慣化により生じるため、治すのに時間を要するものの『考え方の習慣である以上、矯正することで今の自分を変えることが可能』です。
以下の記事を参考に、原因を理解し行動し続けることで「後悔が生じやすい悪い考え癖」を「良い考え癖」に変えていきましょう♪
そもそも、後悔とは?
☞まず、言葉の定義を確認してみましょう。
[名](スル)自分のしてしまったことを、あとになって失敗であったとくやむこと。「短い快楽に永い―」「今さら―しても始まらない」
goo辞書 後悔(こうかい) の意味 こう‐かい〔‐クワイ〕【後悔】 の解説
つまり、後悔とは過去の過ちを悔やんでいる状態を指しています。
では、なぜそのような状態に陥ってしまうのでしょうか?
後悔が起きる原因
後悔が起きる原因は3つあります。
原因の3つ目は、現在悩んでいる人にとって厳しい言葉かもしれません。
しかし、ここをしっかり理解し受容することで、後悔から脱出するためのスタートラインに立つことができるのです。
失敗を経験し、自身が成長しているから
人は欲のある生き物です。
事実、今の無力な状態から脱したいと願う普遍的な欲求が、太古の人類の進化をもたらし、世界をここまで進歩させてきました。
その過程には、膨大な失敗の連続と成功の積み重ねがあったことは言うまでもありません。
この「今よりも良い状態にしたい」という優越性の追求は、我々一個人の遺伝子の中に深く刻まれているため、欲がある以上失敗は避けては通れず、後悔は必然的生じるものなのです。
私たちは人生の中で、大なり小なり様々な失敗と成功を繰り返して生きています。
長い時を過ごせば過ごすほど失敗の回数は増え、時に大きな壁となり私たちの前に立ちはだかります。壁にどう立ち向かうかを考えるために、立ち止まったり、登ったり、時には回り道をしたりしていくうちに、人は成長していくものなのです。
そして、過去を振り返った時、当時それがベストだと考えた選択だったとしても、多くの選択肢をもった現在の自分が考えるからこそ、あの時の判断は誤りであったと気づかされるのです。
つまり、後悔しているということは、過去の自分と比較し、現在の自分が成長している証なのです。
理想と現在の自分を比較しているから
人は選択肢を与えられると、各選択肢の未来を想定し、ベストな選択肢を選ぼうとします。
それを、人生の分岐点と捉えてしまうことで、自身が選択した結果が予期せぬ事態に陥った時に後悔するのです。
ですが、未来を完璧に予測することなど、人には到底不可能です。
仮に現在の自分が想定するベストだと思う選択を過去にとっていたとしても、実際に期待する結果になっていたかどうかなど、想像上のものでしかない以上、誰にもわからないものなのです。
では、何故いつまでも後悔がつきまとうのでしょうか?
過去の自分のせいにして、未来に一歩踏み出す勇気がないから
上記2つの原因は、優越性の追求をもった人間であれば誰しもが起こる、至って正常な心理状態です。
しかし、いつまでたっても後悔のままであり続けることは、自身を苦しめ続けるため良い状態とは言えません。
では、何故いつまでも後悔し続けてしまうのでしょうか?
それは、後悔し続けることを自身で選んでいるからです。
自身を苦しめ続けているのに、それを自身で選択しているとはどういうことか?
と一見矛盾しているように感じるかもしれません。
しかし、これを理解し受容することが、後悔から脱するためのスタートラインに立つことになるため、言葉を変えてあえてはっきりお伝えします。
それは「これからどうなるかわからない未来に背を向けたいがために、時間稼ぎを目的として、後悔し続けている状態を保つことを自身が選択しているから」です。
過去の失敗を悔やみ続けることは、苦しいことではあります。しかし、その状態を断ち切りいざ前に進んでいくことを選んでしまうと、未来の自分に何が起こるかわからず、どう対処していいのかわかりません。今よりももっと悪い事態や苦悩が待ち受けているかもしれません。
つまり、後悔し続けることは不満や苦痛を伴いますが、これ以上の苦しみを受けることのないという安全地帯に身を置いていることを自身で選んでいることなのです。
この言葉は、現在落ち込んでいる間もない方には、ショックが大きい言葉だと思います。
そんな方には先に下記記事をご覧になって下さい♪
次に、後悔との向き合い方を見ていきましょう。
後悔との向き合い方
☞後悔との向き合い方は、以下の3つです。
失敗は成功の延長線上に存在している
人は「今よりももっと良い状態にしたい」という欲がある限り、挑戦を余儀なくされるため、必然的に物事は”成功”または”失敗”といった結果として訪れます。
人はその結果を、点(時点)としてとらえてしまうからこそ、後悔が生じるのです。
ここで大切なことは、人生は点ではなく線(直線)であることを再認識することです。
仮に、あなたが後悔している時点に戻ることができたとして、今の自分が正しいと考える選択肢をとっていたとしても、それはその時点での正解であったに過ぎません。「実はあの時正しいと思っていた選択が、長い目で見たら悪い方向に転がっていた・・。」なんて結末もあるかもしれません。
人生は自分が思っている以上に長いものです。皆さんも自身の過去を思い返してみると、あの時の失敗が今の出会いや成功につながっていたことがきっとあるはずです。
失敗して得たものは何か?を考える
人は誰しも、失敗が喜ばしいことだとは思いません。
しかし、成功体験で得られるものは成功という結果のみであり、学ぶことの多さでいうと失敗体験の方が圧倒的に多いのが事実です。
失敗した時、人は失敗した事実ばかりに目を向けがちになります。
ですが、ここで大切なのが
「失ったものばかりを見るのではなく、その経験で得たものは何か?」
といった広い視野です。
あなたが悩んでいる時に支えてくれた家族、友人、恋人はいませんでしたか?
心に響いた映画や詩、本などの一説など些細なものでも構いません。
失敗したことで、同じような過ちを起こさないための経験も得たはずです。
「失敗があるから成功があり、成功があるから失敗がある。」
人はその過程で様々な出会いがあり、人生という糸を紡いでいくのです。
そう考えると、そもそも失敗や成功はその時点での結果にすぎず、人生を直線と捉えることができれば、後悔は経験なのだと認識できるはずです。
後悔からの脱却はもう目前です。一緒に次を見てみましょう。
未来に進む勇気をもつ
今のあなたの目は、まだ過去に向いたままです。
ここで終わらせてはいけません。
そう、未来に1歩踏み出すのです!
未来に進む心の準備はできましたか?
ここまで、後悔が起きる原因と後悔との向き合い方を考えてきました。
今までの内容をしっかり受容できているのであれば、きっと大丈夫。
もし、また辛いことが起こったら、誰かに頼ったっていい。
もし、誰かが辛そうにしていたら、支えてあげる。
そうやって、人生は紡ぎ紡がれてゆくものなのです。
人生とは、過去の経験を〈いま・ここ〉に経由させ、未来へとタスキを繋げていく営みなのです。
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