
以下の疑問があるのですが?
このような疑問にお答えします!
- 薬剤師が企業で働く際の具体的な仕事内容(製薬メーカー、CROなど)
- 企業転職のリアルなメリット(年収・休日)と、知っておくべきデメリット
- なぜ企業への転職は「難しい」と言われるのか、その本当の理由
- 企業転職を成功させるために「本当に使うべき」転職サイト・エージェントの選び方
この記事では、調剤薬局や病院から「企業」へのキャリアチェンジを目指す薬剤師さんに向けて、知っておくべき必須知識を徹底解説します!
「企業」という選択肢に魅力を感じつつも、具体的に何から手をつければいいか分からず、一歩を踏み出せずにいませんか?
私自身、薬剤師としてキャリアを考えた際に、「企業」という働き方に漠然とした憧れと同時に、情報の少なさからくる大きな不安を感じていました。
「本当に未経験でも大丈夫なのか?」
「どうやって非公開の優良求人を探すの?」
上記のようにひとりで悩んでいた経験があります。

そんな、企業転職の「情報収集」と「具体的な一歩」で悩んでいる方でも大丈夫!

この記事を最後まで読めば、企業転職への漠然とした不安が「やるべきこと」という確信に変わるはずです。
薬剤師の転職先「企業」の年収相場と主な業種と仕事内容

まずは、企業薬剤師の全体像を掴みましょう。

調剤薬局や病院とは異なる、多様なキャリアパスが存在します。
専門性も高いため、キャリアによって年収幅が大きいのも特徴です!
企業の平均年収相場を一覧でチェック
| 職種名 | 未経験・若手クラス | 中堅・経験者クラス | マネージャー・専門職クラス |
| ① 学術・DI | 約380万~500万円 | 約500万~700万円 | 約700万円~ |
| ② MR | 約450万~550万円 (20代平均) | 約600万~800万円 (30代平均) | 約1,000万円~ |
| ③ 開発・臨床開発 (CRA) | 約450万~500万円 (初年度) | 約500万~700万円 (3~5年目) | 約800万~1,000万円超 |
| ④ 薬事申請 | 約400万~550万円 | 約600万~900万円 | 約1,000万~1,500万円超 |
| ⑤ 品質管理・品質保証 | 約350万~450万円 | 約450万~600万円 | 約600万~800万円 |
| ⑥ CRC (治験コーディネーター) | 約400万~430万円 (初年度) | 約450万~500万円 (3~5年目) | 約550万円~ |
| ⑦ 医薬品卸 (管理薬剤師) | 約350万~450万円 | 約450万~550万円 | 約600万~700万円 |
| ⑧ メーカー (化粧品・食品) | 約350万~450万円 (品質管理など) | 約450万~600万円 | 約600万円~ |
| ⑨ IT (メディカルライター) | 約400万~500万円 | 約500万~650万円 | (フリーランス等は実績次第) |
【 注意事項 】
上記年収は、あくまで相場(目安)です。
年収は、企業規模(大手内資・外資・ベンチャーなど)、経験年数、保有スキル(英語力、マネジメント経験など)、勤務地(特に首都圏)によって大きく変動します。
2025年11月1日時点で各求人サイト等の公開求人で出てきた年収を元に作成しています。
① 製薬メーカー(医薬品メーカー)
- 学術・DI
➢医療関係者からの問い合わせ対応、資料作成 - MR(医薬情報担当者)
➢自社製品の営業・情報提供 - 開発・臨床開発
➢新薬開発、治験の管理 - 薬事申請
➢医薬品の製造・販売承認を得るための申請業務 - 品質管理・品質保証
➢製品の品質を守る業務

仕事内容の詳細は以下の通りです。
📜学術・DI
「学術・DI」は、自社製品に関する医薬品情報のスペシャリスト部門です。
社内外(MR・医療従事者)からの高度な専門的問い合わせに対応する「会社の頭脳」とも言える役割を担います。
- 医療従事者やMRからのDI(医薬品情報)に関する問い合わせ対応
- 最新論文やデータを調査・分析し、科学的根拠に基づく資料を作成
- MR向けの教育資料やQ&A集の準備
- 未経験・若手: 年収380万〜500万円程度からのスタートが多い。
- 経験者: 経験5年目のSV(スーパーバイザー)クラスで年収500万円台〜700万円超の例もあり、着実なキャリアアップが望めます。
- 探究心が強く、論文やデータを読み解くのが好きな方
- 知識を整理し、分かりやすく資料にまとめるのが得意な方

福利厚生が豊富な大手製薬企業で働けるのがメリットです!
医薬品知識も十分に活かせる仕事です!
👔MR(医薬情報担当者)
MRは、自社医薬品の適正使用を推進するため、医療機関を訪問する営業職(医薬情報担当者)です。
「モノ」ではなく「情報」を営業・提供し、医師や薬剤師との信頼関係を築くことが求められます。
- 医療機関(病院・薬局)を訪問し、医薬品の情報提供を行う
- 医薬品の効果や安全性(副作用情報)を正確に伝える
- 現場のニーズをヒアリングし、自社製品を通じた治療貢献を提案
- 全体: 成果(営業成績)が給与(インセンティブ・賞与)に反映されやすい職種です。
- 経験別: 20代の平均年収が約474万円、30代の平均年収が約665万円というデータがあります。大手製薬企業では、実績次第で30代でも年収1,000万円を超えるケースは珍しくありません。
- 薬剤師の臨床知識を活かしつつ、外に出てアクティブに働きたい方
- コミュニケーション能力に自信があり、成果(数字)で評価されたい方

近年ではコンプライアンス意識が高まり、昔のような過剰な接待はほどんどありません!
🔬開発・臨床開発
「開発・臨床開発」は、新薬のタネを「くすり」として世に送り出すための中核を担う部門です。
特にCRA(臨床開発モニター)は、治験(臨床試験)が正しく行われているかを管理・監督します。
- 治験を実施する病院を訪問し、進捗やデータを確認(モニタリング)
- 治験が計画書(プロトコル)や法律(GCP)に沿って実施されているか監査
- 医師やCRC(治験コーディネーター)と連携し、開発スケジュールを推進
- 新薬開発というプロセスに最前線で関わりたい方
- 正確なデータ管理や、多くの関係者との調整業務が苦にならない方

新薬開発に携われる非常にやりがいのある仕事です!
📑薬事申請
「薬事申請」は、医薬品の製造・販売の承認を得るため、厚生労働省(PMDA)に提出する申請書類を作成・管理する部門です。
新薬を世に出すための「最終関門」であり、法律と科学の両方の知識が求められます。
- 治験や非臨床試験のデータをまとめ、承認のための申請書類を作成
- 薬機法など、関連法規の最新情報を調査・遵守
- PMDAからの照会(質問)に対応し、承認取得に向けて折衝
- 法律やルールを正確に解釈し、膨大な文書を論理的に構築できる方
- 地道で緻密なデスクワークを長期間続けられる集中力のある方

英語力とPCスキルも重要な仕事です!
🏭品質管理(QC)・品質保証(QA)
「品質管理」と「品質保証」は、工場などで医薬品の品質と安全性を守る仕事です。
QCが「製品の検査」を担当し、QAが「品質を保証する仕組み全体」を管理します。
- 製造された医薬品や原料が、規格通りか分析試験(理化学試験など)を行う
- 「製品そのもの」を検査し、不良品を出さないためのチェック
- 製造プロセス全体がGMP(適正製造規範)に準拠しているか監視・文書化
- QCのデータも含むプロセス全体を確認し、最終的な「出荷判定」を行う
- 未経験: 未経験可の求人の場合、年収350万円程度からのスタートとなります。
- 経験者: 一般的な薬剤師の平均(400万〜500万円)で推移し、マネージャー職(工場長クラスなど)になると年収600万円以上が目安です。
- (QC)試験や分析機器の操作など、実験室での業務が好きな方
- (QA)ルールや手順書(SOP)の管理・構築が得意で、責任感の強い方
- (共通)医薬品の「最後の砦」として、品質を守る仕事にやりがいを感じる方

製薬企業以外の企業で働けるチャンスです!
② CRO(医薬品開発業務受託機関)
CRO(Contract Research Organization)は、製薬メーカーの「新薬開発のパートナー」です。
製薬メーカーが医薬品開発(特に治験)を行う際、その業務の一部を受託し、専門的な知識とスピードでサポートする企業を指します。
メーカーがコア業務(研究や戦略立案)に集中できるよう、CROが治験の「実務」の多くを担う、現代の新薬開発に不可欠な存在です。
ここでは、CRO(および関連分野)で薬剤師が活躍する、代表的な2つの職種を紹介します。
🏃♂️CRA(臨床開発モニター)
CRA(Clinical Research Associate)は、「治験を”推進”するプロフェッショナル」です。
CROまたは製薬メーカーに所属し、依頼者(製薬メーカー)の立場で、治験が正しく行われているかをモニタリング(監視・確認)します。
- 製造プロセス全体がGMP(適正製造規範)に準拠しているか監視・文書化
- QCのデータも含むプロセス全体を確認し、最終的な「出荷判定」を行う
- 新薬開発という「未来の医療」に直接貢献したい方
- 専門知識を深め、キャリアアップ(スキルアップ)を明確に目指したい方
- デスクワークだけでなく、出張などで全国を飛び回るフットワークの軽さがある方

「新薬が世に出るプロセス」に最前線で深く関与できる、非常に専門性の高い仕事です。全国の主要な病院を担当することも多く、フットワーク軽く働きたい人に向いています。
🤝CRC(治験コーディネーター)
CRC(Clinical Research Coordinator)は、「治験を”現場で支える”調整役」です。
CRAが「製薬メーカー側(外側)」からチェックするのに対し、CRCは病院(医療機関)の内部に入り、治験がスムーズに進むよう多方面をサポートします。
(※多くの場合、SMO(治験施設支援機関)に所属し、担当の病院へ派遣されて勤務します)
- 患者さんへの治験内容の説明補助、来院スケジュールの管理、精神的なケア
- 医師の業務(診察やデータ入力など)のサポート
- CRA(モニター)の訪問対応、院内の看護師や薬剤部との調整役
- 患者さんの不安に寄り添い、直接サポートすることにやりがいを感じる方
- 「縁の下の力持ち」として、医師や看護師など多くの人を支える役割が好きな方
- 高いコミュニケーション能力や調整能力を活かして働きたい方

患者さんや医師に最も近い立場で、新薬開発(治験)を直接支えることができます。高度な調整能力と、医療スタッフや患者さんへの細やかな気配り(コミュニケーション能力)が身につきます。
③ 一般企業(製薬以外)
- 化粧品・食品メーカーの研究開発、品質管理
- 医薬品卸(管理薬剤師など)
- IT企業(メディカルライター、ヘルスケア事業など)
薬剤師の活躍の場は、製薬会社やCROだけではありません。
化学の知識、衛生管理の知識、医薬品情報の取り扱いスキルを活かせる「一般企業」の求人も増加傾向にあります。

仕事内容の詳細は以下の通りです。
💄化粧品・食品メーカー
医薬品と化粧品・健康食品は、「人の健康や安全に関わる」という点で共通点が多く、薬剤師の専門知識が非常に重宝されます。
- 研究開発:新製品の処方開発、成分の安全性・有効性の評価。
- 品質管理 (QC) / 品質保証 (QA):製造された製品が規格通りか(菌検査、成分分析など)、工場の衛生管理体制(GMP/GQP準拠)の構築。
- 薬事申請:化粧品や特定保健用食品(トクホ)などを販売するための申請・届出業務。
- 全体: 薬剤師を「品質管理・品質保証」や「薬事申請」の専門職として採用する場合が多く、年収体系は⑤品質管理や④薬事に準じることが多いです。
- 相場: dodaの「品質管理/品質保証(医療系)」の平均年収データ(515.8万円)がひとつの参考になります。
- 医薬品だけでなく、美容・健康分野全般に幅広く興味がある方
- 「モノづくり」のプロセス(開発~品質管理)に一貫して携わりたい方

医薬品よりも消費者に身近な「メーカー」の製品(化粧品や食品)に関われるため、反響がダイレクトに感じられるのが魅力!
美容や予防医学など、医薬品とは異なる視点での「ヘルスケア」に貢献できます。
🚚医薬品卸(医薬品商社)
医薬品卸は、製薬メーカーから仕入れた医薬品を、病院や調剤薬局へ安定供給する「医薬品物流の要」です。
まさに「商社」機能と「物流」機能を併せ持つ、社会インフラを支える重要な業種です。
- 管理薬剤師:物流センター(営業所)の責任者。医薬品の厳格な品質管理・在庫管理、温度管理、DI(医薬品情報)業務、GSP(医薬品の適正流通基準)の遵守・教育。
- MS (Marketing Specialist):医薬品卸の営業職。多くのメーカーの製品を取り扱い、医療機関や薬局へ最適な医薬品を提案・納入します。
- 全体: 平均年収は500万円前後と言われますが、スタート時の年収は低め(350万〜400万円)の傾向があります。
- 経験者: 経験3年目で約420万円という実例もあり、調剤薬局からの転職では一時的に年収が下がる可能性も考慮が必要です。管理職(支店長など)になれば700万円前後が視野に入ります。
- (管理薬剤師)調剤業務や対面営業よりも、法令(GSP)に基づく後方支援(物流・品質管理)で薬剤師資格を活かしたい方
- 安定した環境で、カレンダー通りの勤務(土日祝休み)を希望する方

(管理薬剤師)医薬品物流という社会インフラを支える、非常に責任の大きな仕事です。残業が少なくワークライフバランスが取りやすい求人が多い傾向にあります。(MS)特定の一社ではなく、幅広い医薬品の知識が身につきます。
💻 IT・Web関連企業
近年急成長しているのが、ITの力で医療・ヘルスケアの課題解決を目指すベンチャー企業やメガベンチャーです。
薬剤師の「専門知識」と「情報発信力」が強く求められています。
- メディカルライター:医療・医薬品に関する専門的なWeb記事やコンテンツを作成・監修します。一般向けメディアから医療従事者向けまで様々です。
- ヘルスケア事業開発:電子お薬手帳アプリ、オンライン服薬指導システム、一般用医薬品のECサイト運営など、新規サービスの企画・運営に携わります。
- 医療現場の経験を活かし、情報発信(ライター業務)やサービス企画にチャレンジしたい方
- PCスキルに自信があり、在宅など場所にとらわれない働き方をしたい方

医療×ITという成長分野で、新しいヘルスケアの形を創り出すダイナミズムを体感できます。在宅ワークやフレックスタイム制を導入している企業も多く、柔軟な働き方(ワークライフバランス)を実現しやすいのが特徴です。
薬局・病院から企業へ転職するメリット・デメリット

憧れだけで転職すると後悔することも。企業転職の「光」と「影」をリアルに解説します。
企業転職の主なメリット
- 働き方
➢「自分の時間」を確保できる(土日祝休み) - 待遇
➢高水準の「年収」と手厚い「福利厚生」 - キャリア
➢「代替のきかない専門性」が身につく

企業で働く上でのメリットを押さえておきましょう!
調剤薬局や病院から企業への転職には、薬剤師のキャリアを大きく変える3つの魅力的なメリットがあります。
📅 働き方:「自分の時間」を確保できる(土日祝休み)
企業転職で得られる最大のメリットの一つが、「ワークライフバランスの劇的な改善」です。
◎カレンダー通りの休日
多くの企業(特に本社勤務や開発・学術職)は、完全週休2日制(土日祝休み)を採用しています。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始といった大型連休もカレンダー通りに取得できるケースがほとんどです。
◎シフト制からの解放
薬局や病院特有の「土曜出勤+平日休み」といった不規則なシフトや、夜間・休日の緊急当番(呼び出し)は原則ありません。
◎予定の立てやすさ
「週末は必ず休み」となるため、家族や友人との予定が非常に立てやすくなります。
プライベートの時間を確保し、リフレッシュしながら長く働き続けることが可能です。

急な休みでシフトの交代も無いのも魅力!
「休みは同僚とお出かけ♪」なんてことも出来ますね!
💰 待遇:高水準の「年収」と手厚い「福利厚生」
薬剤師としての専門性を評価され、高い水準の待遇が期待できるのも企業の特徴です。
◎高い年収水準
特に大手製薬メーカーなどは、同年代の薬局・病院薬剤師と比較して、基本給や賞与(ボーナス)を含めた年収が高く設定されている傾向にあります。
◎昇給と安定性
調剤薬局の「管理薬剤師になったら頭打ち」といったケースとは異なり、企業の多くは明確な評価制度や昇給テーブルを持っています。
成果次第で着実な年収アップ(昇給)が期待できます。
◎充実した福利厚生
薬剤師業界では珍しい「住宅手当(家賃補助・社宅)」や「家族手当」が手厚い企業も多く、可処分所得(手取り)以上に生活の安定度が増します。

未経験だと年収は低くなる可能性がある点には注意です!
🧑🔬 キャリア:「代替のきかない専門性」が身につく
企業では、調剤業務とは異なる「スペシャリスト」としてのキャリアを築くことができます。
◎高度な専門性の習得
学術、臨床開発、薬事、品質管理など、特定の分野で「狭く深く」知識を追求します。
これは「広く浅く」様々な処方箋に対応する調剤業務とは大きく異なる点です。
◎+αのスキル獲得
業務を通じて、英語力(論文読解、海外支社との連携)、マネジメント能力、マーケティング知識、データ解析スキルなど、薬剤師資格だけにとどまらない「市場価値の高いスキル」を習得するチャンスが豊富にあります。
◎将来のキャリアアップ
「調剤もできる薬剤師」から、「この分野なら任せられる」という唯一無二のプロフェッショナルへ。明確な専門性を武器に、キャリアアップしていくことが可能です。

調剤薬局だと給料はすぐに頭打ちになりますが、企業では専門性をさらに高めることでさらに年収upが可能です!
知っておくべきデメリット・注意点
- 競争率: 人気があり難易度が高い。1つの求人に多数の応募が殺到
- 未経験の壁: ポテンシャル採用もあるが、基本的に即戦力(経験者)が優遇される
- 異動・転勤: 全国転勤や部署異動の可能性がある
- 成果主義: 調剤業務と異なり、明確な「成果(数字)」を求められることが多い
魅力的なメリットの裏側には、薬局や病院での勤務とは全く異なる、企業特有の厳しさや注意点が存在します。
憧れだけで転職すると「こんなはずじゃなかった」と後悔しかねません。

デメリットや注意点を押さえてから企業転職を勧めましょう!
狭き門(競争率・難易度)
メリットが多いということは、それだけ人気が集中するということです。
特に製薬メーカーの内勤職(学術・開発・薬事など)は、難易度が非常に高い「狭き門」であることを覚悟しなくてはなりません。
1枠に応募が殺到
条件の良い求人(特に大手企業)は、1つの募集枠に対して、数十人~百人単位の応募が集まることも珍しくありません。
高い専門性の要求
調剤経験だけではアピールが難しく、募集職種に関する高度な専門性やスキル(例:英語力)を求められることが多いため、自然と難易度が上がります。

企業転職にはそれ相応のスキルや経験が重要です!
対策を怠れば書類選考の時点ですぐに落とされます!
未経験の壁(即戦力重視)
「薬剤師資格さえあればOK」という求人は、企業転職においては非常に稀です。
「未経験者歓迎」の求人もありますが、多くの場合、ハードルがあります。
- Q「調剤経験」=「未経験」扱いなの?
- A
企業側が求める「経験」とは、学術、臨床開発、品質管理などの「実務経験」を指します。
調剤や服薬指導の経験は、企業の実務においては「未経験」と見なされることがほとんどです。
- Qポテンシャル採用は年齢が鍵って本当?
- A
未経験からチャレンジできる「ポテンシャル採用」枠(主にMRやCRA)もありますが、一般的に20代~30代前半までといった年齢制限が暗黙的に存在します。

未経験からの転職は年齢が重要!
スキルや経験と同等の武器となるため早めの行動が鍵となります!
勤務地の変更(異動・転勤)
「自宅から通える範囲で」という薬局・病院探しの感覚とは大きく異なります。
総合職として採用された場合、勤務地の変更(転勤)は常に可能性があります。
全国転勤の可能性
特にMR、CRA、営業所勤務の管理薬剤師などは、全国の支店・営業所が勤務地候補となり、数年ごとの転勤を伴うケースが多いです。
本社勤務でも異動あり
本社採用(例:東京、大阪)であっても、将来的に関連工場や研究所、地方の支店への部署異動を命じられる可能性はゼロではありません。

勤務地の変更は企業により異なるため、各企業ごとに確認が必要な項目となります!
成果へのプレッシャー(成果主義)
調剤業務が「ミスなく、正確に処理すること(減点法)」で評価されることが多いのに対し、企業は「どれだけ成果を出したか(加点法)」で評価されます。
明確な「成果(数字)
営業職(MR)の売上目標はもちろん、開発職であれば「治験スケジュールの進捗」、学術職であれば「資料作成数や問い合わせ対応件数」など、業務が数値化・目標化されます。
「安定」=「楽」ではない
土日祝休みで安定している反面、「言われたことをやっていれば良い」という環境ではありません。常にスキルアップし、成果を出すことを求められるプレッシャーがあります。

業種ごとに差はありますが、調剤薬局と比較すると成果主義の傾向は高いです!
常に他者と比較されるため、ライバルと切磋琢磨できる人材が求められます!
企業転職が「難しい」と言われる本当の理由

「メリット・デメリットは分かった。でも、なぜこんなに企業転職は『難しい』『狭き門』と言われるの?」
それは、調剤薬局や病院への転職とは根本的に異なる、企業転職特有の「見えない壁」が存在するからです。
この壁を知らずに転職活動を始めても、時間だけが過ぎていってしまいます。

理想だけでは企業転職は叶いません!
企業転職の厳しさを見ていきましょう!
理由①:そもそも「公開求人」が圧倒的に少ない
👉最大の理由は、優良な求人ほど一般に公開されていないことです。
なぜ求人が「非公開」になるの?
答えはシンプルで、応募が殺到しすぎるからです。
もし大手製薬メーカーが「学術職・未経験可・土日祝休み」といった人気求人を公に募集したら、人事担当が処理しきれないほどの応募が集まってしまいます。
そのため企業側は、採用コストと手間を抑えるため、募集枠のほとんどを信頼できる転職エージェントに「非公開求人」として依頼するのです。
自力で探すのは「宝探し」と同じ
あなたが企業の採用ページを一つひとつ巡回して求人を探すのは、大海原でたった一つの宝箱を探すようなもの。
「良い求人が見つからない…」と感じているなら、それは「無い」のではなく、あなたの目に「見えていない(=非公開)」だけなのです!

自力で非公開求人を探すのは不可能です!
理由②:専門性が高く、選考対策が特殊
👉第二の壁は、選考(書類・面接)対策が薬局・病院とは全く別物である点です。
「調剤経験」は強みとしては不十分
薬局や病院の転職では「薬剤師資格+調剤経験」が、ある程度のスキル証明になりました。
しかし企業では、職種(学術、開発、薬事など)ごとに求められる専門知識が完全に異なります。
- 学術
➢情報収集・分析・資料作成スキル - 開発(CRA)
➢治験やGCPの知識、管理能力 - 薬事
➢薬機法を読み解く読解力・論理的思考
つまり、「薬剤師だからOK」ではなく、「この職種の専門スキルがあるか?」を厳しく見られます。

調剤経験を通してどのような経験やスキルがあるかも重要です!
管理薬剤師経験としてのマネジメント力や専門資格の取得による継続的な自己研鑽ができる事を具体的にアピールすることが大切です!
面接で問われる「なぜ」の深さ
面接では、薬局転職の何倍も深く志望動機を掘り下げられます。
- 「なぜ調剤(病院)ではなく、企業なのか?」
- 「なぜ数ある企業の中で、ウチなのか?」
- 「あなたの薬剤師経験を、この職務でどう活かせるのか?」
この「職種ごとのピンポイントな面接対策」を、情報が少ない中で独学で行うのは非常に非効率であり、的外れなアピールになってしまう危険性が高いのです。
企業側は、主に「長期的に働いてくれるか?」「成果を出し続けられるか?」「他者と協力できるか?」の3点を問う質問を形を変えて次々に質問してきます。
企業研究・自己分析・職務経歴の棚卸・面接対策など、綿密な準備が必要です。

しっかりと対策を取らなければ簡単に落ちる!
これが、企業転職の厳しさです!
企業への転職成功は「転職サイト・エージェント」選びで決まる

👉先ほどの「壁」を乗り越える唯一の方法が、企業転職に強いパートナー(エージェント)を見つけることです。
なぜ転職サイト・エージェントが必須なのか?
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 専門的な選考対策(書類・面接)
- 年収・条件交渉の代行
「非公開求人が多く、選考対策も特殊」 そんな難易度の高い企業転職を、たった一人(独学)で進めるのは非常に困難です。
そこで絶対に必要になるのが、企業転職のノウハウを持つ「転職サイト・エージェント」というプロのパートナーです。
自力では乗り越えられない「2つの壁」を突破し、転職を成功に導く彼らのサポート内容を見ていきましょう。

実際に転職サイト・エージェントを利用した薬剤師が解説していきます!
なぜ転職サイト・エージェントが必須なのか?
企業への転職活動において、キャリアアドバイザーを活用することには、独学では決して得られない3つの決定的なメリットがあります。
メリット①|🚪 自力では出会えない「非公開求人」に出会える
非公開求人に出会える点が、転職サイト・エージェントを利用する最大のメリットとなります。
キャリアアドバイザーは、あなたが自力で探しても絶対に見つけられない「非公開求人」を多数保有しているため、転職サイト・エージェントに登録後、自身のスキルや経験を伝えるだけで、好条件求人が向こうからやってくることもあります!
非公開求人は企業が提示する一定条件のスキルや経験を持った求職者に紹介されます。
キャリアアドバイザーに自身のスキルや経験を伝え切るためにも、転職サイト・エージェントを利用する前に職務経歴や履歴書を簡単にでも作成しておくのをオススメします!

転職サイト・エージェントを選ぶ際は、非公開求人割合のチェックも大切ですね!
メリット②|✍️ 職種別の「専門的な選考対策」を受けられる
第二の壁であった「特殊な選考対策」も、プロの力で乗り越えられます。
薬局・病院転職とは全く異なる「企業目線」での対策を徹底的にサポートしてくれます。

専門的な選考対策の具体例を見てみよう!
◎「受かる」書類指導
薬局向けの職務経歴書をそのまま提出しても、まず書類選考で落ちてしまいます。
エージェントは、「企業(学術、開発など)の人事担当者に響くアピール方法」を熟知しており、あなたの経験をどう書類に落とし込むべきか添削してくれます。

企業専門のコンサルタントなら、今までの求職者の傾向パターンから受かるための秘訣を伝授してくれます!
◎職種別の面接対策
「なぜ調剤ではなく企業なのか」という志望動機の深掘りや、各職種(MR, CRA, 学術など)でよく聞かれる質問を想定した模擬面接を実施してくれます。

実際に面接を受けた求職者から最新の質問内容を聴取しているため、面接本番では対策通りの質問が飛んでくることも!
メリット③|🗣️ 面倒な「年収・条件交渉」を代行してもらえる
年収や休日、残業時間など、自分からは直接聞きにくい・言いにくい「条件交渉」を、すべて代行してくれるのも大きな強みです。
◎プロによる年収交渉
企業転職は、年収(給与)の提示額に「幅(例:600万~800万)」があることが多々あります。
あなたのスキルや経験をエージェントが客観的に企業へアピールし、その「幅」の中で最大値、あるいはそれ以上を目指して交渉してくれます。

年収交渉をやりすぎると内定が出にくくなります!
経験則からギリギリのラインを見極めて交渉してくれるのが転職サイト・エージェントのメリットです!
◎聞きにくいことの代行確認
こうした入社前に確認必須な条件も、あなたに代わって角が立たないように確認してくれます。
求職者の利益面に関わる質問をしすぎると、企業側から「自分のメリットしか興味が無いのかな?」とネガティブな印象を受けることがあります。
こうした直接聞きにくい条件面などの質問を代行して確認できるのが転職サイト・エージェントを利用する大きなメリットの1つです。

直接確認しにくいことは、キャリアコンサルタントにバシバシ質問してみましょう!
企業転職を目指す薬剤師の「エージェント選び」のポイント
- 「企業求人」の保有数と実績
- キャリアアドバイザーの専門性
- 複数登録でリスク回避
転職エージェント(転職サイト)が必須であることはお分かりいただけたと思います。
しかし、どのエージェントに登録しても同じ結果が出るわけではありません。
調剤薬局への転職に強いエージェントに「企業に行きたい」と相談しても、 「企業は難しいですよ。こちらの薬局はいかがですか?」 と、得意な求人を勧められてしまうだけです。
当時の私は、薬剤師の資格を活用できる企業求人も含めて求人検索を行っていました。
某大手薬剤師転職エージェント(オーダーメイド求人制)を利用しましたが、紹介して頂いた企業求人は3社のみで「企業求人への内定は本当に厳しいです!未経験だと薬剤師として調剤薬局やドラッグストアで働くよりも年収ベースは50~100万近く落ちるため、〇〇様の条件を見る限りあまりオススメとは言えません!」と言われました。
しかし、他の転職エージェントを利用したところ「未経験可」での高年収の非公開求人をいくつも紹介された経験があります。
そうならないために、企業転職を目指す薬剤師さんが登録前にチェックすべき「3つの鉄則」を紹介します。

エージェント選びの3つのPOINTを確認していきましょう!
POINT①|「企業求人」の保有数と圧倒的実績
👉まず確認すべきは、そのエージェントが「企業転職」を本気で扱っているかです。

以下の注意点を参考に転職サイト・エージェントが企業転職に強みがあるかチェックしてみましょう!
◎「薬局メイン」のサイトを避ける
薬剤師向け転職サイトの多くは、求人情報の9割以上が調剤薬局やドラッグストアです。
その為、単に「総求人数が多い」「知名度もあるから安心」という根拠のない思い込みだけで転職サイト・エージェントを利用してしまうと、企業求人が思うように集まらないばかりか、話をすり替えて調剤薬局求人ばかり紹介されてしまう恐れもあるため注意が必要です。
転職サイト・エージェントの求人割合を調べる際は、求人検索画面にて「企業」と絞り込み検索をしてみましょう。
企業の公開求人数が多ければ、それだけ企業とのつながりに強い転職サイト・エージェントでもあるため、企業の非公開求人も多い傾向にあります!
◎「企業特集」の質を見る
サイトに登録する前に、「企業求人特集」や「製薬メーカー」「CRO」といった専門カテゴリーが充実しているかを確認しましょう。
さらに、企業求人に強みをもった転職サイト・エージェントだと、トップページにて「企業求人特集!」といったように特設ページが設けられており、企業転職に役立つ情報やノウハウを掲載しています。
企業求人に強みがある転職サイト・エージェントは、求人絞り込み検索にて「企業」のカテゴリー内にさらに業種ごとの絞り込み検索が可能なので、求人検索画面も確認してみましょう!
ホームページのトップページにて企業特集があるかも要チェックです!
◎「転職実績」を確認する
「企業への転職実績多数!」といった具体的な実績(転職事例)が掲載されているサイトは、企業側との太いパイプを持っている証拠です。
特に薬剤師転職以外にも、総合転職サイトとして運営している大手転職サイト・エージェントは、その資金力と知名度から大手の企業求人が集まりやすい傾向にあります。
さらに、製薬企業に特化した転職サイト(エージェント)というのもありますが、いずれにせよ企業転職実績が明記されているかどうかは、転職サイト・エージェント選びに重要なファクターとなります。
企業転職実績は、それだけ多くの求職者を企業に送り込んできた成功事例でもあります。
その成功の背景には企業転職に失敗した人たちの情報も含んでいるため『受かる』ためのノウハウが凝縮されている証拠でもあるのです!

見るべきは「数」だけでなく「専門性」。
「製薬/メーカー/開発職」といったカテゴリーがしっかり用意されているかが最初の判断基準となります!
POINT②|🧑💼 キャリアアドバイザーの「専門性」
👉企業転職は、担当してくれる「人」の質(=専門性)で結果が9割決まります。
◎「企業専任」の担当者がいるか
担当者が、薬局の事情しか知らない人では話になりません。
学術、MR、開発(CRA)、薬事など、企業特有の職務内容や選考プロセスを熟知した「専門チーム」や「専任のキャリアアドバイザー」がいるかを確認しましょう。
- 「学術職の面接では、どんな対策が必要ですか?」と具体的に質問してみる
- ホームページにて企業専門のキャリアコンサルタントの在籍の有無を確認する
- 製薬企業などの業界特化型の転職サイト・エージェントであるか確認する
特に、企業を希望している旨を伝えているにも関わらず、企業以外の職種に話を持っていこうとする転職サイト・エージェントの場合は要注意です!
質問に対し、より具体的な答えが返ってくるかどうかが、そのアドバイザーの専門性を測るリトマス試験紙になります。
POINT③|⚖️「複数登録」でリスクを回避する
これは企業転職を成功させる上で、最も重要かつ実践的なテクニックです。
登録は1社に絞らず、必ず「2~3社」を併用しましょう。
理由1:独占求人(非公開求人)を逃さないため
「A社にしかない大手メーカーの非公開求人」「B社だけが持つCROの募集枠」というものが存在します。
1社だけの登録では、その「お宝求人」に出会うチャンスを自ら捨てていることになります。
理由2:得意分野を見極めるため
エージェントごとに「製薬メーカーに強い」「CROに強い」「一般企業(化粧品など)に強い」といった得意分野が異なります。
複数を比較することで、あなたの希望に最適な求人情報が集まります。
理由3:「担当者との相性」で失敗しないため
熱心で優秀なアドバイザーもいれば、残念ながら対応が遅かったり、希望を理解してくれなかったりする人もいます。
複数の担当者と話すことで、「この人になら任せられる」という相性の良いパートナーを見つけることができます。これが成功の鍵です。

転職サイトやエージェントって複数登録して良いの?
併用する際の注意点はありますか?

選考に進む前に1社(多くても2社)に絞り込んで利用すればOKです!
【現役薬剤師が厳選】
企業への転職におすすめの転職サイト・エージェント

ここでは、特に企業求人に強みを持ち、サポートの質が高いと評判の転職サイト・エージェントをピックアップして紹介します。
マイナビ薬剤師
企業転職にオススメな3つの理由
薬剤師である著者の実体験や、利用者のインタビュー・口コミをもとに、マイナビ薬剤師が企業転職におすすめな理由をまとめました。
① 薬剤師求人の約35%が非公開求人
マイナビ薬剤師は企業との太いパイプがあるため、企業求人に強みを持った転職サイトです。
5万件を超える業界トップクラスの求人数を誇りながら、好条件の割合が多い非公開求人も全体の35%も保有しているため、気になる求人を自身で探す能動的な情報収集に加え、担当エージェントからの非公開求人の紹介といった受動的な情報収集が可能です!
「攻めの転職活動」と「待ちの転職活動」の両方のバランスの取れた情報収集ができる点が、マイナビ薬剤師のメリットと言えるでしょう。
② 企業専任担当者による徹底サポート
マイナビ薬剤師では「企業専任担当者」がいるからこその『情報』と『交渉力』に強みがあります。
「企業専任担当者」が常に企業の実際の働き方や内情を直接ヒアリングしてしっかり把握しているため、現場のリアルな最新情報を求職者に届けてくれます。
③ 自身でも企業職種ごとの求人検索が可能!
求人検索ページでは、詳細検索にて以下の7つの職種から絞り込み検索が可能です!
- 一般企業(管理薬剤師:商社、卸、メーカー、物流など)
- DI、学術、MSL、メディカルライター
- 品質管理・品質保証・PV・薬事
- 営業(MR・MS・その他)
- 臨床開発モニター(CRA)
- 治験コーディネーター(CRC)
- 臨床開発(QA、QC、DM、統計解析など)
他の薬剤師転職サイトでは、そもそも企業求人が少ないため「企業」のみの絞り込み検索しかできず、細かな職種の絞り込みについてはフリーワードにて検索する必要があります。
しかし、マイナビ薬剤師は企業との太いパイプがあるため、企業求人も豊富に取り揃えていることから、このような職種ごとの詳細検索が可能となっています。
職種選択後は希望条件を足して求人検索が可能なため、希望にピッタリの企業求人がすぐに見つかります!

求人検索がとにかく便利!
総合力の高いサービスが魅力です!
特徴的なサポート内容を紹介
公式サイト情報や実際の利用経験、薬剤師へのインタビュー、ネット上の口コミをもとに、マイナビ薬剤師の特徴的なサービスをまとめました。
① 転職活動に役立つ豊富なサービス!
マイナビ薬剤師は求職者に役立つサービスが豊富に揃っています。
例として以下のようなサービスがあります。
- 地図上で求人検索が可能
- お仕事マッチング診断有り
- 年収診断ツール
- 職務経歴書無料作成ツール
- 薬剤師の無料転職相談会
上記はあくまでサービスの一部であり、その他にも業種や希望別の求人特集や転職活動にまつわるノウハウをまとめた記事など、様々な視点から求職者をサポートするサービスが豊富にあります。
② 全国14拠点による徹底サポート
マイナビ薬剤師は、はじめて転職される方にも、安心してサポートを受けられるように全国14拠点でサービスを展開しています。
こちらの拠点数は業界でもトップクラスの多さとなっており、対面サポートを希望する方にも選ばれている理由の1つです。
各拠点ごとに詳しい専門アドバイザーが徹底サポートしてくれるため、引っ越し先など不慣れな土地での転職相談にも安心して利用できます。
③ 面接サポートも万全!
マイナビ薬剤師では企業専任担当者による面接対策・面接同行のサービスも行っております。
企業の特徴や求める人材を把握しているため、想定質問を基に面接練習を実施できます。
面接同行では、企業側がNGではない限り、希望に応じて面接同行も行ってくれるため、答えにくい質問に対しても担当者が求職者に変わって適切にフォローしてくれるため安心です!
口コミを紹介
マイナビ薬剤師を利用し、企業転職に成功した方の利用レビュー紹介します。
- 30代女性 千葉県
- 20代 男性 愛知県
- 30代 女性 東京都
転職先:DI
出典:マイナビ薬剤師 「未経験可 企業で働く薬剤師の求人特集」より
働きながらでは面倒なことを任せることができて助かりました。
求人紹介から転職先を選ぶまで、細かく教えていただきとても助かりました。面接についての具体的なアドバイスがあり、事前に対策できました。また、各求人の印象や違いについて聞くことができ、転職先を選ぶ決め手になりました。
メールだけでなく、LINE、電話でスピーディーでテンポよく相談でき、明るく対応で緊張した転職活動中でも安心できました。無事内定が決まり、一緒に喜んでくださり嬉しかったです! ありがとうございました!
転職先:製薬会社
出典:マイナビ薬剤師 「未経験可 企業で働く薬剤師の求人特集」より
1から心構えや話し方などを教えていただきました
求人紹介から転職先を選ぶまで、細かく教えていただきとても助かりました。
転職、及び就活というものの経験がほぼ0 だったため、1から心構えや話し方などを教えていただき、無事内定をいただくことができました。
進捗がとてもスムーズでした。連絡を密にいただき、進捗があるなしに関わらず現状の報告があるのはとても安心します。
ご紹介元にご迷惑や悪い印象を与えないためにも、新しい職場で邁進して参りたいと思います。今回の転職活動では大変お世話になりました。大変感謝しております。
転職先:CRC
出典:マイナビ薬剤師 「未経験可 企業で働く薬剤師の求人特集」より
最短で納得の行く転職活動を行うことができ大変満足しております
遅い時間帯になっても常に素早い対応をしていただきありがとうございました。
不安や疑問にたいして親身になって聞いていただいたお陰で無事転職することができました。
あまりないほうが良いことではありますがまた機会があればそのときは担当していただければ嬉しいです!
利用上の注意点
薬剤師である著者の実体験や、利用者のインタビュー・口コミをもとに、マイナビ薬剤師の注意点をまとめました。
① 連絡頻度は多め
マイナビ薬剤師のサポートは迅速でスピーディーなため「まずは情報収集から!」と考えている薬剤師が利用するとレスポンスの速さと連絡頻度に面を食らうかもしれません。
実際に私自身も、登録後は平日の仕事の時間帯に複数着信が入っていたり、SMSにて転職活動状況の確認、求人情報を添付したメールに気になる求人があった場合は気になる順に返信する旨の連絡、その他お役立ち情報のメール等、連絡頻度は他の転職サイトと比較しても頭一つ抜けて多く感じました。
このようなレスポンスの速さや連絡頻度には「転職活動に本腰を入れている方には非常に助かる点」ではあります。
どうしても連絡頻度が多くて気になる場合は「平日の何時まではNG」「基本土日祝日の何時まではOK」など、担当者に事前に伝えておくことで解決可能です。
そのため「まずは相談から行いたい!」と考えてる方は、マイナビ薬剤師が開催している無料相談会から利用してみるのをオススメします。
② 担当者の当たりハズレがある
個人エージェントでない限り、マイナビ薬剤師に限らずどの転職サイトも担当者ごとの当たりハズレが生じてしまいます。
実際に私もマイナビ薬剤師を利用した際は「まずは情報収集だけ行いたい!」と伝えているにも関わらず「内部状況や転職活動の流れを知る上でもまずは1社面接を受けてみませんか?」と何度か進められたことがあります。
ヒアリングが丁寧との口コミも多かったですが、私の場合は、担当者の印象はマニュアルに沿った事務的な印象でした。
一方、担当者が変わったところ、明るく丁寧に話をしてくれる方に変わったため、在籍人数が多い分、どうしても担当者の当たりハズレが出てしまうのは仕方のないことだと感じました。
③ 転職を急かされる印象を受けることも
前項でも述べた通り、マイナビ薬剤師は迅速な対応と小まめな連絡が魅力の転職サイトです。
そのため、転職活動に本腰を入れていない方が利用すると、転職を急がされているような印象を受けることがあります。
求職者のスピードに合わせてもらうためには「転職希望時期」「連絡方法「連絡可能時間帯」の3つを担当者に伝えておきましょう。
薬剤師である著者の総評
「求人数」「サポート力」「サービスの豊富さ」すべてをとっても隙が無い転職サイト(エージェント)でした。
サービスのバランスをとっても、業界NO.1と言っても過言ではありません。
企業求人数も薬剤師専門転職サイト内では業界トップクラスを誇っており、企業求人も詳細検索から探しやすい点からも、企業求人をお探しの薬剤師におすすめ出来ると言えるでしょう。
情報収集・書類添削・面接対策(可能なら面接同行)・スケジュール管理など、企業専門担当者が丁寧にサポートしてくれる点も非常に安心です。

連絡頻度は多い点には留意しておきましょう!
薬剤師で企業転職なら必ず利用したい転職サイトです!
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リクナビ薬剤師
企業転職にオススメな3つの理由
薬剤師である著者の実体験や、利用者のインタビュー・口コミをもとに、リクナビ薬剤師が企業転職におすすめな理由をまとめました。
① リクルートグループの強力なネットワーク
リクナビ薬剤師の運営母体は、人材業界最大手のリクルートグループです。
この強力な企業とのつながり(パイプ)を活かし、大手製薬会社や優良企業の求人を保有しているケースが多くあります。
特に、CRA(臨床開発モニター)、MR、学術、DI(医薬品情報)といった人気の企業求人は、好条件であるほど非公開(一般に公開されない求人)になりがちです。
リクナビ薬剤師は、こうした表には出てこない「優良な企業求人」に出会える可能性が高いのが強みです。
② 豊富な「非公開求人」の割合
リクナビ薬剤師は、保有求人全体のうち約75%が非公開求人とされています。
これは業界内でも非常に高い割合です。
企業が求人を非公開にする理由には、「応募が殺到するのを防ぎたい」「重要なポジションを競合他社に知られずに募集したい」といった背景があります。
そのため、非公開求人には魅力的な条件の求人や、幹部候補のような希少なポジションが含まれることが多いです。
企業転職を目指す上で、この非公開求人の多さは大きなメリットとなります。
③ 企業向けの万全な「選考対策サポート」
調剤薬局や病院への転職と異なり、企業への転職では「職務経歴書」の作り込みや、ロジカルな受け答えが求められる「面接」が合否を大きく左右します。
リクナビ薬剤師は、一般的な転職サポートで培ったノウハウが豊富なため、企業転職に特化した選考サポートに強みがあります。
- 企業の人事担当者に響く履歴書・職務経歴書の添削
- よくある質問のシミュレーション
- 転職理由やキャリアプランを明確にするための面接対策
など、内定獲得に向けた手厚いサポートが期待できます。
特に初めて企業を目指す薬剤師の方にとっては、心強い存在となるでしょう。

人材領域のプロであるリクルートグループが運営する、薬剤師に特化した人材紹介サービスです!
特徴的なサポート内容を紹介
公式サイト情報や実際の利用経験、薬剤師へのインタビュー、ネット上の口コミをもとに、リクナビ薬剤師の特徴的なサービスをまとめました。
① 圧倒的な「転職スピード」
リクナビ薬剤師が他のサービスと比べても特に強みとしているのが、対応のスピード感です。
「最短当日に求人紹介」という実績を掲げている通り、登録後のヒアリングから求人紹介、面接設定までの流れが非常にスムーズです。
- 登録後の連絡(電話・メール)が早い
- 面談の翌日には平均5件以上の求人を紹介
- 企業側との日程調整や連絡も迅速
このスピード感は、「できるだけ早く転職先を決めたい」「在職中で忙しいから効率的に進めたい」という方にとって、大きなメリットとなります。
② 薬剤師専任キャリアアドバイザーによる「質の高いサポート」
リクナビ薬剤師のアドバイザーは、薬剤師業界の転職事情に精通した「薬剤師専任」です。
◎万全な選考対策
履歴書・職務経歴書の添削から、企業ごと・ポジションごとに合わせた面接対策まで、手厚くサポートします。
◎客観的な強みの発掘
自分では気づきにくいキャリアの強みを客観的に分析し、それを活かせる求人を提案してくれます。
◎詳細な内部情報の提供
求人票だけでは分からない職場の雰囲気や、忙しさの実態、経営状況といった「リアルな情報」を事前に共有してくれます。
③ 好条件求人が多い「豊富な非公開求人」
リクナビ薬剤師は、保有している求人全体の約75%が「非公開求人」であるとされています。
これは業界でもトップクラスの割合です。
非公開求人には、以下のような理由で一般には公開されていない、条件の良い求人が多く含まれます。
- 応募が殺到してしまうような「高年収・好待遇」の求人
- 企業の経営戦略に関わる「重要なポジション」の募集
- 急募や欠員補充のため、ピンポイントで採用したい求人
薬剤師専任のキャリアアドバイザーが、これらの豊富な非公開求人の中から、あなたの希望やスキルにマッチする最適な求人を厳選して紹介してくれる点が大きな特徴であり強みです。

非公開求人の多さが、結果として「スピード転職」や「条件の良い転職」の実現につながっています!
口コミを紹介
リクナビ薬剤師を利用し、企業転職に成功した方の利用レビューを紹介します。
- 60歳・男性・薬剤師
- 30代・男性・薬剤師
転職先:製薬企業
出典:リクナビ薬剤師 「転職成功事例」より
自分のペースを大切にしながら、見識を広げたい
調剤薬局はサービス業。様々な薬を取扱い知識を身に付けられるという点は魅力でしたが、患者さんありきで様々な問題に対応しなければならず、集中して自分の業務に取り組みにくい環境だと感じていました。そこで企業への転職を考えることに。製薬会社なら薬の開発に関する上流工程に関わりながら、自分の考えを尊重しつつ経験を活かせると考えました。
製薬会社に就職し、ストレスなく働けています
現在は薬の認可などに関わる事務方の仕事を任されています。自分のペースで時間配分をしながら集中して仕事に取り組めます。薬の品質管理に関する仕事にも携わることができ、見識や視野が広がりました。薬の開発現場に近い環境を経験できることが、何よりの魅力だと思います。また、年間休日140日以上でリフレッシュしながら働けるのも嬉しいですね。10日連続の長期旅行も可能になりました。
転職先:一般企業→病院
研究、論文発表も視野に入れ現場でのチーム医療に携わることを希望
元々は一般企業に勤めており、患者さんと接する機会は多くありませんでした。しかし、医療サービス全体の中で薬剤師はどのような役割を担うべきか考えるうちに、やはりより良い医療を提供するためにも、臨床現場で他職種とも関わりながら経験を積みたいという思いが大きくなりました。そこで、医師、看護師、コ・メディカルとのチーム医療に携わることができる、臨床現場への転職を希望。様々な症例に関わることで知識、経験を積み重ね、いずれは研究、論文発表や勉強会への参加も実現したいと考えていました。勤務条件のよい調剤薬局と迷うも、志を貫ける病院へスキルアップ転職
出典:リクナビ薬剤師 「転職成功事例」より
現場といっても病院と薬局の選択肢があったため、給与などの勤務条件も加味すると、薬局のほうがいいだろうか…と迷った時期もありました。そのときはキャリアアドバイザーの方にご相談し、なぜ転職をしようと思ったのか、将来どうなりたいのか、という原点に立ち返りました。経験のない職場の選択には不安もありましたが、困難であっても新しいことへチャレンジしたい気持ちのほうが強くなりました。面接では積極性をアピールでき、最終的には薬剤師の活躍の場が多いチーム医療を実施している病院へ転職。医療現場で薬剤師に求められる役割を果たせている実感もあり、大変満足のいく結果となりました。
利用上の注意点
薬剤師である著者の実体験や、利用者のインタビュー・口コミをもとに、リクナビ薬剤師の注意点をまとめました。
① 公開求人数は少なめ
公開求人数は2025年11月時点で27,000件程度であり、その内企業求人は400件程度となっております。
企業求人数はマイナビ薬剤師と比較すると200~300件程度少ない件数となっていますが、公開求人数は75%と割合が高いため、好条件の非公開求人が隠れている可能性はありそうです。
② サイト内のコンテンツや情報量は少なめ
マイナビ薬剤師など、他の薬剤師転職サイトと比較すると転職に役立つコンテンツや情報は少なめです。
転職活動をしながら転職に役立つ情報を集めたい方には、他の転職サイトと併用することをオススメします。
③ 担当者に当たりハズレがある
担当者次第でサービス満足度に大幅な差がある点が気になりました。
全体的にはリクナビの情報量やヒアリングに高評価が多い一方で、ミスマッチや話の進め方が合わない等の口コミが目立ちました。
※詳細はみん評にてご確認ください。
薬剤師である著者の総評
企業の公開求人数は2025.11月1日時点で400件程度とまずまずの数値でしたが、マイナビ薬剤師と比べると少々物足りなく感じました。
一方、非公開求人が75%と多く、薬剤師以外のサポートを行う大手人材紹介会社であるリクルートグループが運営している点から、好条件の企業求人を集めたい薬剤師には登録しておきたい転職サイト(エージェント)の1つと言えるでしょう。

企業求人は非常に少ないのが特徴です。
少しでも求人を集めたい方は+αでリクナビ薬剤師を併用することをオススメします!
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Answers
企業転職にオススメな3つの理由
薬剤師である著者の実体験や、利用者のインタビュー・口コミをもとに、Answersが企業転職におすすめな理由をまとめました。
① 製薬企業に特化した転職サイト!
Answersは製薬企業に特化した転職サイトです。
求人の種類も日系・外資系製薬メーカーから、CSO・CROの求人も網羅しているため、製薬企業求人を希望する薬剤師であれば絶対に利用したい転職サイトです。
② 交渉力に強み有り!
人材サービス30年以上の歴史からくる、企業の人事部門と太いパイプを活かし、求職者の代理人として、希望条件をもとに企業に対して粘り強く交渉してくれます。
「あと、ここだけ条件が合えば決め手となるのに…」といった、あと一歩希望条件が足りない場合でも、Answersなら希望条件がバッチリあった職場で働ける可能性がupします!
③ 企業の内部情報が分かる!
Answersを運営する(株)クイックは、人材サービス30年以上の歴史を誇る製薬企業特化の転職サイトです。
製薬業界専門のコンサルタントが製薬会社と数多くの登録者から集めた情報を分析し、蓄積しています。
その為、手当の内訳や年収の上り幅、配属部署の構成や風土、中途入社社員の定着率、産休・育休の取得率、残業時間といった、企業の詳細情報を掲載しているため「製薬企業で希望条件に合った職場で働きたい!」と考える薬剤師に選ばれる転職サイトです。

Answersは製薬企業転職に特化している点が最大の特徴ですね!
特徴的なサポート内容を紹介
公式サイト情報や実際の利用経験、薬剤師へのインタビュー、ネット上の口コミをもとに、Answersの特徴的なサービスをまとめました。
① 豊富な求人数と情報量
キャリアコンサルタントに希望条件を伝えるだけで、豊富な求人から希望に合う企業を紹介してくれます。
全求人の70%以上を占める非公開求人や、他社にはない、好条件の求人に出会えます。
例えば
- 大手日系製薬メーカー
- オンコロジー領域の求人
- 年収1,000万円以上
- 管理職クラスの秘密案件
- 勤務地指定で転勤の少ない求人
など、希望条件にピッタリの好条件求人に出会える可能性が高いです。
② 企業別・職種別の対策が可能
Answersは、製薬会社ごとに、評価の高い経験やスキル、好まれるキャラクターを把握しています。
応募企業の書類先行を突破しやすい履歴書・職務経歴書の書き方や、効果的な経験の伝え方、好印象を与える受け答えの仕方を企業別・職種別に知ることができます。
その為、製薬企業独自の面接対策や履歴書・職務経歴書対策を取り、内定率を少しでも上げたい薬剤師におすすめです。
③ じっくり転職活動が可能
Answersでは、転職したい企業・求人がみつかるまでじっくりサポートを受けられるのが特徴です。
多くの転職サイトでは、転職活動期間を3~6カ月と設けることが多い一方で、Answersでは1~2年後に転職を考えている方も、長期的に製薬企業各社の情報を取得することが可能です。
製薬企業は求人数も少なく、タイミング次第では好条件求人がなかなか見つからないこともあります。
その為「条件を妥協したくない!」「この企業で絶対に働きたい!」「未経験からでも応募できる求人が合ったらすぐに教えて欲しい!」といった条件面で妥協したくない薬剤師にも選ばれています。

製薬企業の転職ならドンとお任せできる転職サイトです!
口コミを紹介
マイナビ薬剤師を利用し、企業転職に成功した方の利用レビュー紹介します。
- 32歳・女性
- 35歳・男性
- 33歳・男性
転職先:CRA
出典:Answers 「利用者の声の一部を紹介」より
年収をもっと上げたい
前職のCROは規模が小さく、担当できる疾患領域が限られていました。もっと幅広い領域に携わりたい、年収ももっと上げたいと思っていたので希望が叶えられてよかったです。コンサルタントの方が年収と勤務地の交渉をしてくださったおかげだと思っています。
転職先:MR
出典:Answers 「利用者の声の一部を紹介」より
オンコロジー領域に挑戦したい
今後のキャリアアップとしてオンコロジー領域に挑戦したいと思っていました。年齢も35ですので自信はなかったのですが、コンサルタントの方が履歴書から面接まで自分の強み・実績を効果的に伝える方法を丁寧に教えてくださったおかげで希望が叶えられました。
転職先:メディカルアフェアーズ/リエゾン
出典:Answers 「利用者の声の一部を紹介」より
良い求人があれば転職したい
今どうしてもやめたい程ではなかったので、いい求人があれば転職したいなぁと思って登録しました。自分の希望に合った企業の情報や求人を随時教えてくださり、1年吟味したおかげで、納得して転職できました。

年収700~1,000万円越えの転職成功事例です!
利用上の注意点
薬剤師である著者の実体験や、利用者のインタビュー・口コミをもとに、Answersの注意点をまとめました。
① 転職長期化も視野に入れる必要あり
製薬企業求人自体の求人数が少ないため、希望条件に妥協したくないという方は現職を続けながら長期的に条件に合った求人を探すことになります。
Answersの特徴としてじっくり転職活動が出来る点は安心ですが、タイミングや希望条件次第では転職活動が長期化する可能性を考慮しておきましょう。
② 製薬企業求人自体が少ない
製薬企業求人としては、他の薬剤師転職サイトを(マイナビ薬剤師やリクナビ薬剤師)と比較すると倍以上の求人を誇ります。
しかし、Answersに限らず製薬企業求人自体がさほど多いわけではないため、多角的に情報を集めたい場合は他の転職サイトと併用することをオススメします。
③ 未経験からだと転職自体厳しい可能性
製薬企業の中途採用は、調剤薬局と異なり薬剤師免許が必ずしも必須でない業種もあります。
その為、製薬企業への転職は、業種によっては資格以上にスキルや経験が重要となります。
未経験求人は全くないわけではないですが、求人数としては非常に少ない点には注意が必要です。
薬剤師である著者の総評
製薬企業を希望する薬剤師であれば、Answersに登録してまず間違いはないでしょう!
製薬企業求人自体が少ないため「希望条件にあった求人が見つかったら転職したい」と長期的目線で転職活動をしたい方にも利用しやすい転職サイトと言えます。
Answers独自サービスの「採用開始アラート」を利用することで「待ちの転職活動」が出来ますし、実際に転職する方のなかに、2年以上の時間をかけて転職先を見つけた方もいる実績がある点からも「希望条件には一切妥協したくない!」と考える方にもオススメです。
製薬企業に特化しているだけあり、製薬企業求人の情報の濃さや対策もバッチリです。
一方、私の身の回りではAnswersを実際に利用して転職をした薬剤師がおらず、またインターネットでもAnswersの口コミが少ない点は少々気になる点でした。
しかし、サービスは完全無料で最後まで利用できますし、長期的な目線で転職活動ができる点からも転職を無理に急かされるようなことは無さそうなため、実際に利用し自身の目で使い心地を確かめる方法が1番かと思われます!
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どのサイトを使うべき?迷った場合の3つのSTEP
企業に転職を希望する薬剤師が転職サイト・エージェント選びに悩んでしまったら、以下の3つのSTEPを行ってみましょう。
- マイナビ薬剤師・リクナビ薬剤師・Answersの3つに登録してみる
- 実際に使い心地を確かめてみる
- 企業に応募する前に1社に絞って利用する
転職サイト・エージェント選びで悩んでいる方の中には、下記のような疑問や希望があるかもしれません。
そんな方のために、私が実際に利用して比較した「企業転職を目指す薬剤師のためのおすすめ転職サイト・エージェント完全ガイド」を以下の記事でまとめています。

非公開求人を最大限に引き出し、転職を成功させるためにも、ぜひご一読ください!
【パターン別】企業転職を成功させるコツ

転職サイト・エージェントに登録したら、いよいよ本格的な転職活動のスタートです。
しかし、アピールすべきポイントは、あなたの状況によって全く異なります。
ここでは「未経験からチャレンジする薬剤師」と「経験を活かしてキャリアアップを目指す薬剤師」の2パターンに分け、成功のためのアピール戦略を解説します。
未経験から企業を目指す場合のコツ(ポテンシャル採用)
未経験(=企業での実務経験なし)でチャレンジする場合、採用担当者はあなたの「将来性(ポテンシャル)」を見ています。 「調剤経験しかないから…」と臆する必要はありません。
経験を「どう変換するか」が鍵となります。
🔑 コツ1:「なぜ企業なのか」明確な志望動機を練り上げる
最も重要なのが「なぜ薬局・病院ではなく、企業なのか?」という問いへの答えです。
採用担当者は「土日休みだから」「年収が高いから」といった理由ではなく、あなたのキャリアプランを聞きたがっています。
- ❌NG例
- 「調剤業務にやりがいを感じられなくなったため」
- 「カレンダー通りに休みたくて」
- ⭕️OK例 (学術職志望)
- 「服薬指導で多くの患者様と接する中、薬の情報をより正確に、広く医療現場へ届ける『学術』という仕事に強い関心を持ったため」
- 「DI業務で医師から問い合わせを受けた経験から、情報の『受け手』ではなく『発信源』として貢献したいと考えるようになったため」

自分の希望ばかり押し付けてはNG!
前向きな姿勢が高評価となります!
🔑 コツ2:「学習意欲」と「柔軟性」をアピールする
未経験者に求められるのは、新しい知識をスポンジのように吸収する「学習意欲」と、組織のルールに素早く適応する「柔軟性」です。
この「学習意欲」と「柔軟性」をアピールすることがPOINTとなります!
- 学習意欲の示し方
- 「現在、CRA職を目指すためにGCPについて独学で勉強中です」
- 「応募先企業の製品群について、論文(あれば)や関連書籍を読み込んでいます」
- 柔軟性の示し方
- 「薬局での新規システム導入時、率先して操作を覚え、他のスタッフに指導した経験があります」

企業や業種によっても求める人材は様々です。
この2点を事実ベースでどのような角度からアピールするのが効果的かは転職エージェントに確認してみましょう!
🔑 コツ3:薬剤師経験を「企業で活かせるスキル」に変換する
あなたの持つ薬剤師経験は、企業でも必ず活かせます。それをアピールできる形に「変換」しましょう。
- DI業務の経験
- 医師や患者からの複雑な問い合わせに対応した経験。
情報検索・分析スキル。
- 医師や患者からの複雑な問い合わせに対応した経験。
- 服薬指導でのコミュニケーション能力
- 患者の不安を取り除き、医師と円滑に連携した経験。
- 相手のニーズを正確に把握し、最適な提案を行った経験。
- 後輩指導・勉強会実施の経験
- 情報を分かりやすく整理し、他者に伝える教育・プレゼンスキル。
- 管理薬剤師としてのマネジメントスキル

実務経験が無くても、その企業で活躍できる本質的な能力が自身に備わっている事を、根拠として話せる「経験や出来事」として用意しておきましょう!
経験を活かしてキャリアアップする場合のコツ(即戦力採用)
経験者(=企業での実務経験者、または管理薬剤師など)の転職では、「即戦力として、入社後に何ができるか」が全てです。
ポテンシャルではなく、具体的な実績とスキルで勝負します。
🔑 コツ1:アピールすべき「具体的な実績」を棚卸しする
「頑張りました」ではなく、「何を達成したか」を具体的に示します。
- 管理薬剤師の経験
- 在庫管理の最適化(廃棄削減額など)、スタッフのマネジメント(人数、育成実績)、行政対応(監査経験)など。
- リーダー、教育担当の経験
- 新人教育プログラムの策定、店舗運営の改善提案と実行(数値的成果)。
- 専門薬剤師・認定薬剤師の資格
- 資格取得の過程で得た専門知識を、応募職種(例:がん専門薬剤師→オンコロジー領域の学術)でどう活かせるか。

具体的なエピソードは可能な限りピックアップ!
どんな角度から質問されても答えられるように経験を整理しておこう!
🔑 コツ2:「入社後にどう貢献できるか」を明確に提示する
採用担当者が知りたいのは、「あなたのスキルを採用すると、会社にどんなメリットがあるか?」です。
- 面接でのアピール例
- 「前職(CRO)ではCRAとして〇〇領域のプロトコルを5本担当し、すべて計画通りに症例登録を完了させました。この経験とスキルを活かし、即戦力として御社の〇〇プロジェクトに貢献します」
- 「管理薬剤師として培ったマネジメントスキルを活かし、品質保証部門のチームリーダーとして、プロセスの効率化とメンバー育成に貢献したいと考えています」

経験者のキャリアアップ転職は、自分がいかに「お買い得な人材(=即戦力)」であるかを論理的にプレゼンする場だと心得ましょう。
まとめ|企業への転職は情報戦!信頼できるパートナーを見つけよう!

今回紹介した「企業転職の特性(=非公開求人が基本)を理解し、正しいパートナー(転職エージェント)を選ぶ」という戦略を実践すれば、あなたが望む「土日休み」「高年収」「専門キャリア」といった未来は、決して手の届かない夢ではありません!
最後に、今回の内容をおさらいしましょう!
- 企業の仕事は多様
製薬メーカー(学術・MR・開発など)、CRO(CRA・CRC)、一般企業(卸・化粧品・IT)など、活躍の場は幅広いこと。 - 企業転職の魅力
最大のメリットは「土日祝休み」の働きやすさと、「高年収」「手厚い福利厚生」であること。 - 企業転職の「壁」
人気求人の大半が「非公開」であり、選考対策も特殊なため、転職難易度が非常に高いこと。 - 唯一の「解決策」
「壁」を突破するには、企業転職に強い転職サイト・エージェントの活用が必須であること。 - 成功の「鍵」
「企業求人の実績」と「専門性」でエージェントを選び、必ず「複数登録」して非公開求人と担当者の質を比較すること。
繰り返しになりますが、企業転職は「情報戦」です。
薬局探しとは違い、優良な求人ほど「非公開」が基本。
いかに質の高い「非公開求人」を集め、「専門的な選考サポート」を受けられるかが、成功の分かれ道となります!

その気持ち、私も薬剤師なので痛いほど分かります…
しかし、本気で今の環境を変えたいと思うならば
まずは「自分はどんな企業を目指せる?」とプロに相談し、ことから始めてみませんか?
その小さな「一歩」が、あなたの未来を大きく変えるきっかけになるはずです。




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